162.案内標識【仙台/中新田】

Dsc_5607_1024

所在 宮城県大崎市
標識コード 103B〈方向・方面及び距離〉
撮影 令和2/2020年3月
位置 38.527941, 140.946012
備考 現存せず

Dsc_5605_1024

かつて宮城県にあった白看のひとつ。
いたってオーソドックスな103-Bタイプである。
板面に取り付けられた合計12個のボルトはピカピカしており、一見するとそこは穴が開いて背景が透けているように見える。

Dsc_5604_1024

背面は「ロ」型でも格子型でもなく、珍しい「目」型。
このタイプはほとんど見たことがない。

中新田とは2005年まで存在していた町で、その後加美町と合併して消滅。
ストリートビューによれば、この白看のボルトは新しく見えたものの、撮影後まもなく撤去され消滅しており、2022年4月のストリートビューではむなしく支柱のみが写されている。

 

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160.案内標識【金屋/本宮】

L1090426_1024

所在 福島県郡山市
標識コード 103B〈方向・方面及び距離〉
撮影 平成21/2009年5月
位置 37.423072, 140.416609
備考 

158.【船引/川俣】103B159.【二本松/船引】103Bに続けて、同じ日に撮った郡山市の103-B。
国道288号線の逢隈橋は現在架け替えられているが、旧橋の時代は現道と線形が少々異なってり、西詰はほぼ現道と同じだが東詰はその名残が今も旧道敷として残っている。
この白看はその旧道敷に残されている。

L1090421_1024

電柱は旧道化後に立てられたのか、白看の存在を完全に無視して図々しくもその目の前に立っている。
そのせいでこの白看を正面から見ることはできない。
そのように完全に無視されているからこそ、いまだに撤去を免れ、生き残っているともいえるが。

L1090422_1024

希少な白看に贅沢は言えないが、個人的には103-Bは吊り下げ型が好みであり、二本柱で自立しているものはどういう訳かその趣が一段劣るように思う。
自立式に似合うのは104と感じるのだが、これは全く好みの問題である。

L1090427_1024

背面は完全に錆色一色。
この雰囲気は同じ福島県内の136.【白石/新地】103Bに似ている。
残っている白看はどれも錆に覆われているもののだし、さらには同じ103-Bなのであるから似ているのは当然なのだが、その傷みの進行の仕方や、風合いというものが、どうも地域ごとに特性というか共通しているものがあるように思える。
これは感覚的なものであり、僕の先入観も入っていると思うのだが、どうもそういう気がしてならない。

L1090428_1024

もう一つ136.【白石/新地】103Bと共通しているのがこの「保証票」。
これは他に011.【蔵王温泉】105でも見られた。
「全国道路標識業協会」については136.【白石/新地】103Bのところに書いたが、「全国」という割にはこの保証票はあまり見かけない。
この白看ブリグにおいても3本目である。
KANTO-ENAMELと共に、旧型標識の背面を見た際には着目したいポイントだ。

ところでこの場所は、2022年に初めてストリートビューが公開されている。
それを見ると、白看の傍の民家と交差点先右側の商店跡はどちらも取り壊されており、商店跡は藪化しているように見え、付近の印象がだいぶ変わっている。
15年の歳月は短いようで長いのだ。

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159.案内標識【二本松/船引】

L1090437_1024

所在 福島県二本松市
標識コード 103B〈方向・方面及び距離〉
撮影 平成21/2009年5月
位置 37.600914, 140.578163
備考 移設されたものか。

158.【船引/川俣】103Bに続いて、国道349号旧道沿いからもう1本。
直角型の支柱に吊り下げられた103-Bは、白看の最も典型的で美しい姿だと思う。

L1090433_1024

赤の色味もはっきりと残っており、状態はそこまで悪くはない(撮影当時)。
しかし何となくごちゃごちゃした印象の白看である。
その原因は上段の書き換えられた距離表記と、上段と下段で文字の色味と字体が統一されていないことにある。

L1090436_1024

よく見れば、上段の距離表記は9kmから16kmに修正され、下段はもとは「三春 15km」とあったものが「船引 22km」に修正されている。
下段の修正が後年のものであるため、「船引 22km」の文字は青色で残り、字体も上段とは雰囲気が異なるものとなったのだろう。
経験上、初期の白看は文字の色が黒に近く、後年のものは青いものが多い印象がある。

さて、この修正は一体なぜ必要だったのか。
今はグーグルマップという大変便利なものがあるため、この白看の立っている場所からそれぞれの距離を測ってみる。

①二本松市役所まで→16.3km 22分
②船引町船引まで→22.5km 31分
③三春町役場まで→25.2km 33分

当然と言えば当然なのだが、①と②の結果から、白看の情報の正確さにまず感心してしまった。
現在と若干ルートが異なっている可能性も含めて、グーグルマップとの誤差0.5km以下というのは素晴らしい。
次に①と③の結果から、上書きされて消された情報である、二本松まで9km、三春まで15kmというのは完全に誤りであることもわかる。
ということは、過去にdark的道部屋さんで指摘されている通り、この白看は本来別の場所に設置されていたものが移設されたもの、と考えるのが妥当なところのようだ。

L1090438_1024

逆光気味で見づらいが、背面は「ロ」型。真っ黒に錆び切っている。
この点も典型的だ。
初期に作られ、今まだ残っている老白看。
今後も残っていてほしい。

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158.案内標識【船引/川俣】

L1090430_1024

所在 福島県二本松市
標識コード 103B〈方向・方面及び距離〉
撮影 平成21/2009年5月
位置 37.564320, 140.577577
備考

福島県を縦断する国道4号より東の地域、国道118号や国道349号沿いには、かつて白看が多く残されていた。
僕が白看を探すようになった20年前くらいは、少し走れば初めて見る白看を数本は見つけることができたのだが、平成の末期頃から急速に撤去・更新が進み、その数は激減してしまった。

L1090429_1024

国道349号と県道303号が交わる交差点が線形改良され、旧道部分にポツンと取り残された白看。
なぜか支柱の先にはスコップが差し込まれ、見方を変えれば、柄の長いスコップに取り付けられた白看とみることもできる。
白看が先か、スコップが先か。
支柱、板面共に錆に覆われ、全体的に茶色に変色しており、真っ先に退色しそうな矢印の赤色のみが辛うじて色味を保っている。

L1090431_1024

最新のストリートビューを見てみると、2023年10月時点で支柱は残っているようだが、板面の姿はスコップの先と共に姿を消している。
撤去されるとすれば、支柱ごと撤去されるはずだから、もしかすると板面は今でも支柱の足元に落ちて残っているかもしれない。
ストリートビューを遡れば、2015年9月時点で既に板面は見えないが、スコップの先はまだ残っている。
板面が先に落下するかしたのちに、スコップの先が撤去されてしまったようだ。

スコップの先なんかどうでもよいのだが、この白看はスコップの印象が強いため、スコップの先あってのこの白看だったのだ。

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追記 145.案内標識【柳津/西会津】

145.案内標識【柳津/西会津】

Dsc_9465_1024

再訪しました。
支柱から落ちながらもなんとか現存。

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146.案内標識【宇都宮/中荒井駅】

Img_6187_1024

所在 福島県南会津郡南会津町
標識コード 103B〈方向・方面及び距離〉
撮影 平成18/2006年3月
位置 37.179891, 139.751835
備考

もう17年も昔のことになるが、新潟から那須方面に向かう途中にたまたま遭遇した白看だった。
季節は早春。周りの雪に溶け込んで、当時から既に目立たず、ひっそりと立っていた。
当時、今に比べればまだ各地に白看は存在しており、初めて通る道では1本くらいは毎回見つけることができていたと思う。
まだストリートビューもグーグルマップも使っていなかった頃、初めて見つける白看には得も言われぬ驚きとワクワク感があった。
ただ、そのようなまだ比較的白看を見つけることのできる時代だったからこそ、この1本柱に典型的な103-Bという地味な白看にはそれほど思い入れを持つことができなかった。
それゆえ、本ブリグへの掲載まで17年の歳月を要してしまった。

Img_6188_1024

さてこの白看、まだ現存しているはずである。
今でもしばしば通るこの国道121号線であるが、通るたびに気にはかけ、存在を確認している。
ここに乗せた画像は最初に撮った画像で、当時は200万画素という、今では車のバックモニターかというくらいの画素数のカメラで撮影していたため、撮り直したいなと思いつつも、そこまで思い入れのない白看であることもあり、ついつい通過、いまだに再撮影をしていない。
この怠惰がきっと後悔を生むことになろうと思うのだが、人間なかなか合理的な行動はとれないものである。

Img_6186_1024

まだ背面を撮影していない、詰めが甘かったころ。
ストリートビューで確認してみると、最新撮影は2018年。
干支が一周する間にすっかり全体が茶色に錆び、103.【柏原/牟礼】のような趣に熟成されている。
全身に雨と排気ガスを浴び、錆つきながらも健気に立っているこの白看、今度こそ再撮影しようと思う(などと言っている矢先に撤去されるのが白看なのだが)。

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145.案内標識【柳津/西会津】

L1120273_1024

所在 福島県河沼郡柳津町
標識コード 103B〈方向・方面及び距離〉
撮影 平成22/2010年8月
位置 37.498174, 139.665810
備考

どらけん様からご提供いただいた144.【富岡/毛戸】の画像を初めて見た時に、真っ先に思い出した白看がこれ。
同じ福島県内のものだが、雰囲気などが瓜二つ。
通常真っ先に退色してしまう矢印の赤色のみがその発色を保ち、他は茶色に錆びている。
背面の補強材から発生したと思われる、表面に気泡のように浮き出た錆。
劣化具合も含めた全体の雰囲気が非常によく似ているのである。

L1120270_1024 

実はその立地も似ており、どちらも林の中に立っている。
144.【富岡/毛戸】のところでも触れたが、おそらく林の中にあって、比較的直射日光を浴びる時間が少なく、その結果矢印の発色が保たれているものと思われる。
紫外線はお肌にとっても白看にとっても有害なのだ。
144.【富岡/毛戸】異なるのは支柱が1本か2本かの違いのみ。
個人的には2本の方が大げさで好み。

L1120276_1024 

2018年時点のストリートビューでは撤去を免れていることが確認できる。
交通量が極めて少ないと思われる山間の国道沿いに立つ白看なので、まだ見つからずに立っているかもしれないが、近年の白看撤去の勢いから見ると油断はできない。
比較的近い場所にある白看なのでもう一度改めて見に行きたいと思うが、果たして間に合うかどうか。

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144.案内標識【富岡/毛戸】

Img_4207_1024

所在 福島県双葉郡川内村
標識コード 103B〈方面・方向及び距離〉
撮影 平成28/2016年5月
位置 37.357826, 140.811899
備考 現存せず

Moto2-1_1024

こちらの白看、既に撤去情報がを知り、残念に思っていたところ、139.【伊達/赤湯】の記事にコメントをくださった、「どらけん」様から提供いただいたものである。
自分で直接目にしたものではないため、提供いただいた鮮明な画像を前にしても、実際に目にした時の興奮や感動を得ることはできない。
自分で撮った白看であれば、今でもこれまで目にした全ての白看について、見つけた時、写真に収めた時、触った感触(これはどれも似たようなものだが)、ドキドキ感といった感情を思い出すことができる。
その感情を記録しておきたいために、僕はこうやって人知れず自分のために細々と白看ブリグを続けているのかもしれない。

Img_4208_1024

もちろん、リアルな感情を思い起こせない画像であっても、撤去された白看の画像の価値はやはり大きい。
自分ではもはやどうしても目にできない白看の画像を提供いただくことは、記録に残していくうえでは非常にありがたいことなのである。

さて、この白看、支柱はサビサビなのだが、矢印の赤色が妙に色濃く残っている。
多くの白看の場合、褪色しやすい赤色の部分、すなわち矢印の部分が真っ先に見えなくなるが、この白看は逆である。
こういったことは、森や林の中など、比較的日に当たらない日陰に設置された白看に多く見られる傾向がある。
二本支柱の味わいのある103Bであったが、撤去されたのは重ね重ね残念である。

どらけん様、この度は貴重な画像のご提供ありがとうございました。

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141.案内標識【鬼怒川温泉駅/宇都宮】/142.案内標識【総合文化会館】

L1060640_1024

所在 栃木県日光市
標識コード 103B〈方面・方向及び距離〉/103C〈方面・方向及び距離〉
撮影 平成20/2008年2月
位置 36.831202, 139.719995
備考 1枚+1枚

L1060642_1024

鬼怒川を挟んで鬼怒川温泉街の反対側にある白看。
047.【福島県】/048.【平/野沢】のように大きな1枚の看板のようにも見えるが、上2段の103Bと下1段の103Cの2枚に分かれている。
103Bと103Cで色合いも異なっており、それらは異なる時期に設置されたものと思われる。
ここでの「総合文化会館」とは、旧藤原町が建てた藤原総合文化会館のことを指す。
藤原総合文化会館の竣工は昭和47年のこと。
おそらくは、かつては国道121号線だったこの路線に、駅と宇都宮へ案内する103Bが設置されていた。その後、白看最末期の昭和46年頃、藤原総合文化会館の竣工に合わせて103Cも追加された、と考えるのが妥当なところだろう。
さて、「総合文化会館」という案内先であるが、固有名詞ではない施設へ案内する標識は今は珍しくないと思うが、白看では珍しい。
僕が知る限り、これまで見てきた白看の案内先は皆固有名詞だったはず。

L1060629_1024

103Cの方は、後付けの割には色合いが暗くくすみ、目立たない。
よーく見ると、「会館」の下の「AN」の下に「下」と書いてあるように見える。
これが本当に「下」なのかどうか、確認するすべもないが、想像をたくましくすれば、もともとあった「鬼怒川温泉駅/宇都宮」に「総合文化会館」を追加する際に、「これは下に追加するんだからね、間違えないでね」というメモ書きだったのではないか、という推測もできるが、そんなわけないような気もする。
一方、103Bの方はもともとそう古いものではなさそうに見えるが、その色合いも含め、非常にきれいな白看の原型をとどめており、103Bの見本のような状態である。
これらはストリートビューによると、2018年時点で良い状態のままで存在しており、現存が期待できる。

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139.案内標識【伊達/赤湯】

L1030476_1024

所在 福島県福島市
標識コード 103B〈方面・方向及び距離〉
撮影 平成19/2007年3月
位置 37.830673, 140.455444
備考 現存せず

L1030469_1024

福島県の飯坂温泉街に存在した白看で、撮影はもう16年も昔のことになる。
大正4年に竣工し、現存するものの中では国内最古級という十綱橋のたもとに立っていた。
僕がこの白看を最初に撮影したのは、上掲画像よりさらに2年前の2005年だったが、その時には既に矢印表記が青いプレートで修正されてしまっていた。
赤湯という地名は、山形県出身者であればすぐに「赤湯温泉」を連想すると思うが、市町村名としての赤湯町は昭和42/1967年に周辺町村と合併し、南陽市となっているため、なじみが薄い。
要は、地名としての「赤湯」が行先として表示されているということは、古いんだ、ということである。

L1030479_1024

古さを裏付けるように、裏面は「ロ」型で錆び錆びであった。
この白看はその後、ストリートビューを辿るに、2011年11月までは存在していたようだが、その後撤去。
さらに2014年には傍にあった旅館も取り壊され、今ではだいぶすっきりした景観となり、当時の雑然とした温泉街の雰囲気は薄れている。

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