« 061.案内標識【白鷹町】 | トップページ | 『酷道をゆく』 »

062.案内標識【月の浦】

 

Img_7344_1024

所在 宮城県石巻市
標識コード 105〈著名地点〉
撮影 平成18/2006年8月
位置 38.381479, 141.430436  

備考 ひっそりこっそり。

Img_7340_1024

これはよく見つけた!と、自分で言ってしまう。

―霧の深いお盆のある日、僕は牡鹿半島をドライブしていた。
急な眠気に襲われ、どこかクルマを停められるところを探しながら走っていると、ちょうどよさそうな休憩所のようなスペースへ入る横道を見つけた。
ちょっと一息つこうと、僕は迷うことなくそこへ入る。
その先は意外と広く整備された休憩所だった。
そこには人影はなく、ただ霧に濡れたグレーの地面が広がっているだけ。
しかし僕は、不思議な気配を感じた。
…何かにじっと見られているような、視線。
僕は思い切ってそちらを振り向く。

ぎゃあ!

―なんて、ちょいとフィクション入れちゃったけど、実際そんな感じの遭遇だった。
この白看に関しては、普通に県道を走っていたのでは絶対に目に入らない。
もしあの時、眠くなかったら…。
もしあの時、あの場所の前後で休憩をとっていたら…。
…お盆に起こった不思議な出来事。
写真がわずかにブレていることからも僕の動揺ぶりが窺える。

Img_7339_1024

横道に入った後でも、近くまで行かないと木の陰になって全く目立たない。
横道&木の陰、二重に目立たない超消極的白看。

ところでこの「月の浦」という地名、なんだか随分ロマンティックだ。
支倉常長一行が伊達政宗の命を受け、ここからローマに旅立ったそうだ。
それは今から395年前のこと。エピソードまでロマン溢れる。
全く目立たない白看だけど、まさに歴史的「著名地点」ではないか。
いずれブレていないしっかりした写真を撮り直したい。

ほら…、ふと窓の外に目をやると、そこには…。

追記
いったいどういう訳か、周辺がこざっぱりと整備された2022年5月時点で、なんとこの白看は生き残っているようです。

|

« 061.案内標識【白鷹町】 | トップページ | 『酷道をゆく』 »

07.白看105〈著名地点〉」カテゴリの記事

104.宮城県」カテゴリの記事

コメント

白看板に呼ばれるとは流石です!(笑

投稿: マフラー巻き | 2008/02/12 12:28

いやいや~ありがとうございます(笑)。
しかし最近はすっかり呼ばれることも無く…。
さびしいものですよ~。

投稿: brix | 2008/02/13 21:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 061.案内標識【白鷹町】 | トップページ | 『酷道をゆく』 »