« 106.指導標識【静かに QUIET】 | トップページ | 108.案内標識【大町/小谷温泉】 »

107.指導標識【静かに QUIET】

Dsc_6324_1024

所在 長野県松本市三才山
標識コード 405〈静かに〉
撮影 令和2/2020年9月
位置 36.280006, 138.01186
備考

Dsc_6321_1024  

前回アップした、【静かに QUIET】(宮城川崎市)に続いて2本目のレア物旧型標識「静かに」。
前回書いた通り、非常に偉そうな標識である。
こちらはのどかな国道254号線の旧道、三才山トンネル近くに非常に良い状態で残っている。
表面中央に縦に折れたような痕が見られるが、このような琺瑯性らしき旧型標識に見られる独特な弾痕状の錆びも殆ど見られず、文字もはっきりと読み取ることができる。

Dsc_6311_1024

前回の宮城県のそれはかなりボロボロだったが、大違いである。
また、宮城県のものに比べると、文字が横に幅広な印象があり、太ったフォントに見える。
更によくよく見比べてみると、最上段の「静かに」の「静」の「青」の字体も異なっている。
なかなか実物を見比べる機会が少ないこの「静かに」だが、実に面白い。

Dsc_6316_1024

裏もこのようにきれい。
さて、前回の宮城県のものは(元)学校が近くにあったため、静かにしなければならないんだと理解した。
今回のこの場所はご覧のとおり、田んぼが広がるのどかな一本道。
どんな静かにしなければならない理由があるのだろう。

ところで、標識のすぐそばに立っている案内板に目をやると、「三才山村郷倉跡」とある。
更にそのそばの標柱には「三才山郷荘跡」ともある。
「跡」とあるように、現存するものは何もなく、「三才山公民館」がそこに建っているだけである。
しかし、「静かに」の理由はおそらくこれだろう。

Dsc_6319_1024

かつて江戸時代に村の施設である郷倉があったこの土地は、明治の時代になるとそのまま公有財産とされ、村にかかわる公立施設である「公民館」が建設された。
江戸時代の城跡に軍の練兵場、その後自衛隊駐屯地が存在している例、県庁や小学校が存在している例など、同様の事例は全国に見られる。
「公民館」はみんなで大事なことを話し合う大事な場所、うるさくして邪魔してはいけませんよ、というわけか。
以上は全くの推測ではあるが、そのくらいしか「静かに」しなければならない理由は、この土地には見当たりそうにない。

この年末年始は「静かに」過ごしましょう。

令和において「静かに」しなければいけない理由は、言うまでもなく新型コロナウイルス感染症対策であるが、「静かに」という号令はいつも先生や役所から下達されるものなのである。

|

« 106.指導標識【静かに QUIET】 | トップページ | 108.案内標識【大町/小谷温泉】 »

09.その他の旧型標識〈警戒/規制/指示/指導標識〉」カテゴリの記事

120.長野県」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 106.指導標識【静かに QUIET】 | トップページ | 108.案内標識【大町/小谷温泉】 »