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135.案内標識【宇都宮市】

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所在 栃木県宇都宮市
標識コード 101〈市町村〉
撮影 令和4/2022年12月
位置 36.561151, 139.804501
備考

133.【本宮町】134.【郡山市】と101〈市町村〉が続いたので、もう1本ついでに福島県のお隣栃木県から101〈市町村〉を。
JR鹿沼駅からJR宇都宮駅に向かう栃木県道4号線沿いに目立たずにひっそりと残されている白看。
福島の2本とは異なり、文字の青色もはっきりと残り、錆も多いが「白看」たる白い部分も残る比較的原型を保った状態。

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現場の県道はカーブしており見通しがとても悪く、かつ交通量が非常に多い極めて危険な場所。
そのうえ撮影当時、白看の手前から右方向に入る小径が工事中で、とてもクルマを停められるような状況ではなく、やむを得ず少し離れたところにクルマを停めた。
クルマを停める場所にとても苦労した白看だった。

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この白看の特徴と言えば、なんといっても「低い」ということ。
134.【郡山市】も低かったが、あちらは支柱自体はもう少し高さがあり、理由は不明だがある程度の高さのある支柱の下部に取り付けられた状態だった。
ところがこの白看は、支柱自体も低く、だいたい大人の腰より少し低いくらいに設置されている。
こんな低い標識、現役時代であっても殆ど目に入らなかったのではないかと思うが、この「白看の目立たなさ」について、これまでも本ブログにおいて何度も何度も触れてきている。

作家の阿川弘之は、1958年に自家用車で東北一周に挑んだ時の様子を「一級国道を往く」(『空旅・船旅・汽車の旅』中公文庫 2014年 収録)に記しているが、その中に次のような描写がある。
「或る標識は逆立ちしており、或る標識は赤くサビついて読めず、また或る標識はカボチャの葉にかくれてしまっていた」

今でこそ案内標識は整備され、至る所で我々を丁寧に誘導しているが、これまで見てきた白看のことも併せて考えてみると、当時の標識は設置することに意味があり、それを「見せる」という意識は希薄だったのではないかと推測される。
今から考えれば本末転倒というか、全くの片手落ちというか、当時の行政の姿勢が問われるところだが、当時は通行量も今と比べれば全然少なかっただろうから、それで足り、よく言えば長閑な時代だったのではないかと思うのだ。

Dsc_9087_1024_20230305104601

中腰になって一所懸命に写真を撮っていると、対向車のドライバーは次々に好奇と訝しさが混ざったような視線を投げてくる(気がする)。
そりゃあそうだろう。
僕はあえて角度をつけて白看の方にカメラを構え、あんたたちを撮っているのではないのだ、ということをドライバーたちにアピールしなければならなかった。

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