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136.案内標識【白石/新地】

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所在 福島県相馬郡新地町
標識コード 103B〈方面・方向及び距離〉
撮影 令和4/2022年5月
位置 37.851353, 140.877935
備考

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現在住んでいる新潟から、故郷山形へ帰省する際にお馴染みの国道113号。
これまで飽きるほど通っているが、それは山形県南陽市までのこと。
国道113号線は、その先福島県に入り相馬市に至るが、その区間はそれほど通る機会がない。
その、あまり通ったことのない、相馬市内の旧道部分に残されている白看である。

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表裏共にすっかり錆に覆われ、全体的に錆茶色。
これまでに見てきた白看からの個人的な印象に過ぎないが、福島県の白看はこのように全体的に茶色く朽ちていくものが多いように思える。
なんとなくではあるが、112.【スカイバレーライン】105の朽ち方が進めば、このようになるのではないかと感じさせる。
支柱も傾き、標識自体もずり落ちて傾いているが、何とかこらえているといった状態だ。
しばらくすれば、留め具が外れて支柱ののもとに落下していくのだろう。

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錆び錆びの白看を、愛おしく隅々まで観察する。
すると裏面に興味深い表示があった。
黄色と白の2枚のステッカーには、それぞれ「保証票」、「昭和36年」「納入者」「製作工場」等の文字が読み取れる。
白看をはじめとして、旧型標識の設置年代が明確に判明することは案外少なく、様式の変更や地名の変更などから間接的に推定されることはあっても、このように直接的にわかることは稀である。
106.【韮崎/岩村田】104の裏面にも「39.9」との表示があり、それが設置年代だと推測したが、この「昭和36年」というのもそれとみて間違いないだろう。
「昭和36年」と聞くと、なんとなく白黒写真の昔の昭和、というイメージを思い浮かべるが、具体的にはケネディ米大統領就任、名張ぶどう酒事件の発生と、やはり白黒昭和的な印象だ。
ビートルズはまだデビュー前だし、ギブソン・レスポールモデルは所謂SGシェイプにモデルチェンジした年だ。
そんな時代にこの白看は設置されたとみられる。

一方の「保証票」の方はどうか。
これを見た瞬間、011.【蔵王温泉】105を思い出した。

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011.【蔵王温泉】105に貼られていたのがこの画像のものだが、これと同じものである。

「全国道路標識業協会」をネットで調べてみると、(一社)全国道路標識・表示業協会 を見つけることができる。
HPをみると同協会の設立は昭和51年。時代が合わない。
もう少し詳しく見てみると、同HPの中に協会案内のパンフレットがあり、その中の「協会のあゆみ」によれば『昭和38年「全国道路標識業協会」を任意団体として設立。会長に大島司朗氏就任(8月)』とある。これなら時代が合う。
その他にも『昭和40年「道路標識ハンドブック」初版を発行(10月)』『昭和55年「道路標識の耐久性に関する現地調査」業務を建設省土木研究所より受託し、青森、茨城、鹿児島県にて調査(12月)』など興味深い出来事が列挙されている。

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パンフレットを読み進めると、同協会の実施する研修を受講し、試験を受けることことで得られる「道路標識点検診断士」なる資格があるらしい。
道路標識点検診断士。彼らの目にこの白看はどう映るのだろうか。
彼らは僕の敵か味方か。

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コメント

先月、こちら方面へ遠征し、この標識も目的の一つだったのですが、行ってなかった・・(泣)
2023年後半?あたりに撤去されてしまったようです・・あああ

投稿: たにつち | 2024/04/16 20:58

>たにつち様
あ~撤去されてしまいましたか…。
かなり危うい感じの状態でしたからね。
吊り下げ式はもとより、自立型もどんどん減ってきていますね。。。

投稿: brix | 2024/04/18 19:51

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