123.規制標識【一時 止まれ STOP】

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所在 山形県東根市
標識コード 336〈一時停止〉
撮影 令和4年/2022年11月
位置 38.428054, 140.356305
備考

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122.【一時 STOP 停止】(山形県寒河江市)に引き続き、そこからクルマで30分足らずの場所にある、こちらも非常に貴重な2代目366〈一時停止〉。
かつて、同じ山形県内で、022.【一時 止まれ STOP】(山形県上山市)を見つけたことがあるが、それはもうサビサビで全体が茶色に変色しており、それだけを見ればまさかこのような真っ赤な標識であることは完全にわからなくなっていた。
それがどうだろう、今回のこれは、かなりオリジナルの状態を保っており、色味も文字も美しい。
2代目336〈一時停止〉は、初代408〈一時停止〉を引き継ぐ形で昭和35年に制定されたものだが、昭和38年には現在の逆三角形タイプに変更されてしまっているため、この標識はそのわずか3年間のうちに設置されたものであることが推定される。

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設置場所は住宅地の見通しの悪い小径。
他に現行の〈止まれ〉の標識は設置されておらず、この小径の安全はこの古びた標識は現在も一身に担っている。

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先の122.【一時 STOP 停止】(山形県寒河江市)と同様、支柱は錆びに覆われているが、標識表面は元の色を保っており、足元から標識自体に至るまでフルオリジナル。
今後もまだまだ十分に実用に堪える状態であり、とても貴重である。

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裏面も先の1本と同様に特段文字情報はなし。 

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これで僕は山形県内で初代408〈一時停止〉を南陽市及び寒河江市で各1本、2代目336〈一時停止〉を上山市及び東根市で各1本、合計4本見てきたことになる。
山形県の村山地方の比較的狭い範囲内にこれだけの〈一時停止〉の旧型標識が残されているということは、全国的にみてもかなり貴重なことだと思う。

この素晴らしいコンディションの336だが、先の122.【一時 STOP 停止】(山形県寒河江市)と同様、自分で偶然見つけたものではなく、ツイッター上で大場様がストリートビューにて発見、報告されていた情報によりその場所を知ることができたものでした。
これについても、こんな小径に設置されているのではなかなか発見できるものではありません。
おかげさまでこんな貴重なオリジナル状態の336〈一時停止〉を記録に収めることができました。
大場様ありがとうございました。

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122.指導標識【一時 STOP 停止】

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所在 山形県寒河江市
標識コード 408〈一時停止〉
撮影 令和4年/2022年11月
位置 38.367103, 140.277284
備考

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非常に貴重な初代408〈一時停止〉。
僕がこの標識を見るのは今回で2回目であり、全国的にも比較的発見例が少ない、希少性が極めて高い旧型標識である。
昭和25年に制定され、昭和35年に次の336〈一時停止〉に統合されるまでのデザインであることから、少なくとも60年以上ここに立ち続けていると思われる。

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場所は住宅街の見通しの悪い小径。
カーブを曲がるとすぐに比較的交通量の多い道路に出るため、一時停止は必須。
現行の赤い逆三角形のものではなく、こんな見慣れない〈一時停止〉が突然出てきたら、初見では一瞬戸惑うだろう。
僕が最初にこの408〈一時停止〉の実物を発見したのは、078.【一時 STOP 停止】(山形県南陽市)だった。
その時に発見したものは、残念ながら上書きされているものであったが、今回のものは完全にオリジナルの状態をキープし、かつその機能も果たしているという、非常に貴重なものと言える。

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支柱もオリジナルと思われる鉄製の角柱であり、足元から標識自体に至るまでフルオリジナル。
支柱は錆びに覆われ茶色に変色しているのに対し、琺瑯製と思われる標識の板面は今なお十分に認識できるほどきれいに保たれている。
琺瑯製の旧型標識に特有にみられる弾痕状の劣化も少ない。

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裏面には特に文字情報は無し。
本体の劣化が少なく、今後も支柱から外れる、錆で判読不能となる、というようなことは考えられない。
また、ここに設置されるべき必要性も変わらずにあることから、この標識は今後も撤去されずに立ち続けることと考えられる。
非常に貴重な408であるが、こんなものが故郷山形県にあるというのは何とも嬉しいことである。

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よーく表面を観察すると、琺瑯看板がいかに丁寧にしっかり製作されたものかがわかる。
厚い塗膜にきれいなマスキング。
独特の手書き感も感じられるフォントに惹かれる人も多いことだろう。
「時」の字体が独特で実に味がある。

さて、この標識は、僕がクルマを走らせながら偶然発見したものではなく、ツイッター上で@jj7tmm様が場所まで解析されていたのを目にし、その場所を知ることができたものでした。
こんな小径に設置されている標識はなかなか発見できるものではありません。
おかげさまでこんな貴重な408〈一時停止〉の現物を記録に収めることができました。@jj7tmm様ありがとうございました。

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113.案内標識【山形バイパス】

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所在 山形県山形市
標識コード 105〈著名地点〉
撮影 令和3/2021年8月
位置 38.260507, 140.348306
備考 一応105に分類

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ネット上では以前からこの「白看」(厳密には白看には分類できないが)の存在は知られていた。
山形県は僕の故郷であり、近くには昔通った高校もあるのだが、ネット上でその存在を知るまで、全く存在に気づかなかった。
仮に存在自体に気づいていたとしても、高校以前の僕であれば何の気にも留めなかっただろうが。

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ローマ字併記が大文字ではなく小文字であるため、言うまでもなく、所謂「白看」には該当しない。
白看に分類するにしても、方面のみで距離の記載がないため、103及び104に分類できるものはなく、消去法で著名地点に分類した。
「山形バイパス」が著名地点であるはずはなく、この標識の設置目的はあくまでもバイパス利用者に向け、その方向を示すものであるのだから、103のどれかに分類したいところだが、距離標記がない以上やむを得ない。
それでもあえてここに取り上げるのは、故郷山形における白看のネタ稼ぎという側面も否定できないが、表面のクラックの入り方、色を含むフォント、矢印の形が白看のそれに酷似しており、とてもいい雰囲気を持っているからである。

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裏面はいかにも白看末期頃の形態の「キ」型で味わいには欠ける。
さて、山形バイパスの開通はいつ頃か調べてみると、山形県土木部作成「建設行政に関する県内の主な出来事」によれば、昭和43年に「国道13号山形バイパス(山形市蔵王飯田~天童市久野本、20.4km)が開通」とある。
開通自体は、昭和46年以前であり白看の制定期間内であるが、交通量が増え、案内標識の設置の必要が出てきたのはもう少し後のことであると推測すれば、白看末期の雰囲気にほぼ合致する。
ということで、この標識の設置年代は昭和40年代末期と推測する。

令和の現在にあっては、この「山形バイパス」がそもそも国道13号線のバイパスであることを意識する人もいないだろうが、標識自体はしっかり立っているし、あっても役に立たないが、撤去する必要もなさそうなので、もうしばらくはここに立ち続けるだろう。

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109.案内標識【あつみ温泉】

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所在 山形県鶴岡市
標識コード 104〈方面及び距離〉
撮影 平成15/2005年3月
位置 38.725426, 139.778698
備考 〈104〉かどうかは微妙なところ

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これまたずっと昔に撮ったもので、それはもう16年近くも昔。
僕が「白看」というものの存在を知り、白看に着目し始めたころだ。
交通量の多い市街地の傍ら、現役のようにきれいな状態で、本当に「白看」なのかどうか半信半疑でカメラに収めておいたものだ。
一応白いし、ローマ字も大文字だ。なんか違う気もするけど…、そんな感じで。

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確かに白看の味わいには大きく欠け、実際白看と言っていいものかいまだに疑わしい。
おそらく白看期以降に独自に作られたもの、といったところだろうか。

ストリートビューによれば、2019年9月時点で現役でいらっしゃるご様子。
15年を経て、だいぶ傷んではきている様子だが、撤去する理由も見当たらないし、今後もしばらくはこのまま現役のままでしょう。

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078.指導標識【一時 STOP 停止】/規制標識【一時 止まれ STOP】

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所在 山形県南陽市
標識コード 408〈一時停止〉→336〈一時停止〉
撮影 平成18/2006年6月
位置 38.073500, 140.135381

備考 2度にわたり再利用されている。

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かつて、山形県上山市内で貴重な022.【一時止まれ STOP】(山形県上山市)を発見し、その写真がイカロス出版『酷道をゆく』に使用されたことがあった。
発見から2か月後、それにも劣らぬ貴重な標識が見つかった。

残念なのは022と異なり、こちらはペンキで上書きされて再利用されたものであることだった。
再利用の跡は、上段が「17km 長井 ↑」、下段が「↑ 宮内駅 200m」と読める。
長井までここから17kmもあるか疑問なので、読み違えているかもしれないが、 イメージ的にはローマ字併記のない103B〈方面・方向及び距離〉だろう。

なるほど、貴重な初代一時停止が案内標識に再利用されちゃったのかー、残念、と思いきや…、よくよく見ると、中央部にうっすらと「止まれ」の文字が読み取れる。
ということは…、さらによーく目を凝らしてみると、「宮内駅」の地の下に、「STOP」の文字が!

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つまり、この標識は2度上書きされており、設置後、昭和35年12月まで「一時 STOP 停止」の408指導標識として使用された後、昭和35年の指導標識の規制標識への統合に合わせて、律儀にもデザインをそれに合わせる形で「一時 止まれ STOP」336の規制標識に再利用された。
さらに、昭和38年3月に八角形の一時停止が廃止され、「一時停止」を示す標識がお馴染みの逆三角形となった際に「一時停止」の役目を終え、案内標識へと再再利用された、と推定できる。

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1枚の標識にも歴史あり。
オリジナルの状態こそ保っていないが、1枚の標識のもつ歴史に思いを馳せれば、これはこれで貴重な標識といえる。

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064.警戒標識【注意 CAUTION】

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所在 山形県尾花沢市
標識コード 210〈注意〉
撮影 平成17/2005年9月
位置 38.624751, 140.480451

備考 現存せず

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比較的よく見られる旧標識で、それほど見つけた喜びも大きくはない〈注意〉。
だが旧青看ほどどこにでもある、というものでもなく微妙な価値をもっている。
なので数本くらいなら白看ブリグでも取り上げなければなるまい。
この標識の法的な設置年代は、昭和25年3月から同46年11月と白看と全く同じで、長い。
それゆえ、その質感も設置年代によってだいぶ異なり、いかにも「旧標識」っぽい味のあるものもあれば、ほとんど現行モノのようなものまで様々である。
今回は折角なので、いくつかあるストックから味わいのあるものを。

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比較的古いものに特徴的だと思われる、弾痕のような塗料の剥げ。
この「弾痕」については059.【米里】105のところで話題に上げたが、個人的にこの「弾痕」をもつ標識はポイントが高い。
いかにも古そげで。
支柱は金属の角柱で、木製の電柱に針金で括り付けてある。
これは数ある〈注意〉の中でも、設置年代が結構古いものと見た。
過去に取り上げた、002.【危險 DANGER】209#1と非常に雰囲気が似ていることからも、昭和30年代までの設置ではないかと推測している。

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063.案内標識【宮内/中川駅】

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所在 山形県南陽市
標識コード 103B〈方面・方向及び距離〉
撮影 平成18/2006年6月
位置 38.111020, 140.161976

備考 現存せず

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山形県の白看を多く見つけられられているToshi様が例の場所 に投稿されているのをみて、おおーと思って見に行ったもの。
オリジナルかは不明だけど、趣きありすぎの木柱に括り付けられたそれは、059.【米里】105のときにちょっと話題に上った、「琺瑯風」の質感を もっている。

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この「琺瑯風」の白看は独特の雰囲気をもち、比較的古いものに見られるような気がするのだが、どれも字はくっきりと残っている。標識の塗料として優れているのかもしれない。
また、弾痕のような剥げ方をすることも特徴の一つ。
「琺瑯風」、個人的にはかなり好きなタイプだ。

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ところで、行き先の「宮内」だけど、地元では「みやうち」と呼んでいるはずだ。
フラワー長井線の駅名も「みやうちえき」だから、「みやうち」で間違いないはずだが、ローマ字表記は「MIYACHI」。
…またやったな。

かなり古そうでありながら、まだ矢印の赤みもしっかりと残った故郷山形の白看。
いつまでも残っていて欲しいものだ。

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061.案内標識【白鷹町】

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所在 山形県西置賜郡白鷹町
標識コード 101〈市町村〉
撮影 平成16/2004年9月
位置 38.206281, 140.164630
備考 初めての遭遇。

くどいようだが、この時が白看を白看と認識して写真を撮った最初で、その2週間前には060.【清見村】101を知らずに撮っていた。
それが白看の写真を撮った初めだと思っていたが、実はそのさらに2ヶ月前に白看を撮っていたことを思い出した。
それがこの【白鷹町】の白看。
今回は知らずに撮っていたとはいえ、「標識」を意識して撮っていたため、掲載に堪える写真が残っていた。
いやー、よかった。

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【清見村】もこの【白鷹町】も、知らずに撮っていた白看がどちらも市町村であるのは、当時クルマで通れる程度の峠の旧道を走ることにハマっていたため。

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白看の反対側の標識。
残念ながら白看ではなかったが、こんなところも撮っておいたなんて、【清見村】のときとは違って、自分、GJ!

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当時は白看など知らなかったので、自分にとってはこのような、旧道に残る「おにぎり」のほうが発見だった。
このような行動に後の旧標識、ひいては白看集めに至る萌芽が見られる。

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046.案内標識【白石/県界】

 

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所在 山形県上山市
標識コード 104〈方面及び距離〉
撮影 平成19/2007年3月
位置 38.080543, 140.299525

備考 現存せず

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先日の旧橋ブリグ035.寳作橋に続いて、恐らく上山の実家から最後の白看ブリグ更新となるだろうことを記念しての上山市内の白看。

以前この白看ブリグにもコメントを下さったToshi様がdark的道部屋様へ報告された情報によってその存在を知り、僕も見てきたもの。
これで上山市内では017.【仙台/白石/蔵王温泉】103Bと合わせて2本が確認されていることになる。あとはもう無いかな?
僕はいまだに「白石」をつい「しらいし」と読んでしまうが、この白看ではキチンと「しろいし」と読んでおり、こういう誤植の多い白看としては優秀だ。
この白看の秋の様子は、ブリグカメラ散歩 Vol.3にもチラッと出ているが、のどかな風景の中に溶け込んでいるこの白看は四季それぞれに映えている。
また、珍しい「県界」の表示も目を引くし、僕が個人的に好きな104型であることもあって、この白看は上山転出記念にふさわしい。

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転出記念だし、今回は裏にも回ってじっくり見てみよう。
むむ!なんか書いてあるのが錆びに浮き出ているぞ。

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「石川商店」…この看板の製造元だろうか。さらっとネットで検索して見た限りではそれらしい企業は見当たらない。
また「年月日」の欄もあるようだが、こちらは元から表示されていないいのか、読み取れず残念。こっちの方が興味あるのだが。

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さて、この白看は赤い矢印もきれいに発色しており、比較的良い状態に見える。
しかし、その根元を見ると既にかなり傷みが進行しており、この感じだとここ数年以内に積雪に押されてポッキリいってしまいそうな気がする。
そうなると、近くの青看が金山峠をすっかり無視して柏木峠経由で高畠方向を案内しているように、現在ではわざわざこの先の貧弱な金山峠を通って白石に出るドライバーも少ないだろうから、金山峠方向を示すここの標識は二度と立てられないかもしれない。
そんな影の薄い金山峠だが、そこにはこんなものもあるので、是非一度通ってみて下さいな。

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022.規制標識【一時止まれ STOP】

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所在 山形県上山市
標識コード 336〈一時停止〉
撮影 平成18/2006年4月
位置 38.180721, 140.301032

備考

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こんな貴重な標識が近所にあったとはびっくりのモノ。
昭和35年に制定された〈一時停止〉。
その後、昭和38年には今でも御馴染みの逆三角形の〈止まれ〉になってしまっているので、現役だった期間は3年にも満たない、不運かつ貴重な標識。
もともと真っ赤な八角形らしいのだが、すっかり錆びて茶色になっている。

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たまたまここを通りがかり、最初はよくありがちな地域オリジナルの標識かと思ったが、八角形という形が気になり、帰宅後調べてみると旧標識だった。

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設置年代がかなり絞り込むことができる興味深くかつ貴重な標識である。
こちらの標識も縁あって、後日イカロス出版から発行された『酷道をゆく』に掲載されました。

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