117.案内標識【関川 黒川/胎内スキー場 熱田坂】

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所在 新潟県胎内市
標識コード 103の2〈方面及び方向〉
撮影 平成18/2006年3月
位置 38.034005, 139.468540
備考 所謂「紺看」。現存せず。

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「新しい」白看を見つけることができなくなって久しいため、古いアルバムから、少し珍しいものを。
これは白看よりも少し後の時代の所謂「紺看」と呼ばれるもの。
白看を見分ける最大の特徴は、その名の通り地の色が白色であることだが、この地の色は昭和37年の省令改正により、「方面及び方向」のみ青色となった。
その際に矢印は、鉛筆の先のような「 〉」型となり、「ペンシル型」などと通称されたりもしている。
その後、昭和46年の省令改正により全ての案内標識の地の色が青色に統一されるとともに、ローマ字併記が廃止され、矢印は元の「⇒」型に戻り、白看は廃止された。(以上国土交通省HP「わが国の道路標識の歴史」より)
と、小難しい変遷を前置きしたうえでこの標識を見るに、地の色は青で矢印は「ペンシル型」だけれどローマ字併記はない、昭和37年から昭和46年の間の過渡期の仕様となっている。

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白看でもないのにあえて掲載するのは、他の白看もどきと同様、白看ブリグにおけるネタの水増しという狙いもあるが、裏面は「ロ」型であり、白看時代の雰囲気を色濃く残しているからである。
最初に遭遇したのが裏側からであれば、だれもが白看であることを期待するはずだ。
近くには021.【宮久/胎内スキー場】103Bも過去には存在していたが、それも一見「白看風」だが、ローマ字併記がないものだった。
どうも胎内市内の「白看」は中途半端である。

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先にある日本石油のガソリンスタンドの看板も、今では懐かしい。
ちなみに当時使っていたカメラはキヤノンのIXY200aという200万画素のデジカメ。隔世の感がある。
春の夕暮れ、新潟から山形の実家に引っ越しする途中に出会った趣深い紺看であったが、現存はしていないようだ。

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110.案内標識【折立/奥只見ダム】

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所在 新潟県魚沼市
標識コード 103B〈方面・方向及び距離〉
撮影 平成16/2006年10月
位置 37.137607, 139.162277 
備考 一応103Bに分類

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続きましても昔撮ったシリーズで、こちらは15年前。
ローマ字併記がないため、厳密には103Bではないが、雰囲気も悪くなく、新潟県内の白看は希少であるため、103Bに分類し掲載する。
奥只見シルバーラインは道路好き、ドライブ好きの人ならもしかしたら知っていると思うが、長いトンネルがずっと続く不思議な路線だ。
最初に知らずに入った時には、なかなかトンネルが途絶えず、このまま地底に落ちていくんじゃないかと本気で怖くなった覚えがある。
そんな一度入ったら出られないようなトンネルが、地上の道路と唯一近づき交差する場所にこの白看はある。

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当然トンネル内は歩行者通行止め。
右に行っても、左に行ってもずっとトンネル。
この白看も、ストリートビューによれば、2014年時点で現存しているようです。
状態も僕が撮った時からそれほど悪化している様子もなく、今後もこのままずっと立っている気がする。
あまり人目に触れそうな場所ではないけれど。

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102.禁止標識【自動車通行止 CLOSED TO MOTOR CARS】

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所在 新潟県十日町市下条
標識コード 303〈自動車通行止〉
撮影 令和2/2020年8月
位置 37.200730, 138.782061
備考 移設されたものと思われる。現存せず。

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新潟県の旧道を多く取り上げられている、古の道標-いにしえのみちしるべというサイトをたまたま眺めていたところ、なんと同じ新潟県内の十日町市でこの標識を見つけたという情報を目にした。
禁止標識「自動車通行止」は僕自身、実物を見たことはない。
見れば、「古の道標」の作者である“ふー氏”は僕と同じ新潟市中央区住まいとのこと。
急に親近感がわき、メールでコンタクトをとってみると、親切に場所を教えてくださった。

というわけで、1日夏休みを取り、朝からさっそく1人で現地へ!
初めて見る「自動車通行止」。
国道117号から左折した頃から、標識が見えるまでの間の独特の緊張感と高揚感が堪らない。
標識自体は道沿いにあるため、あっさり発見。
ご丁寧に手前にはちょっとしたスペースが空けてあり、鑑賞者用駐車スペースとなっている。

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初めての禁止標識。
この長方形タイプの旧型標識は、過去に一度015.【警笛鳴らせ SOUNDHORN】 を見たことがあるのみ。
―かっこいい。
有無を言わせぬ雰囲気の最上段の標題。
過不足なくデザイン的にもモダンな雰囲気のイラスト。
進駐軍など駐日外国人のためと言われる最下段の英語併記。
どれをとっても優れたデザインである。
ちなみにこの標識に描かれた車両は、進駐軍のジープがモデルになっているとかいないとか。

ところで、この標識自体は後年の複製品とか、様式のみ真似たオリジナル標識といった感じではなく、その質感、傷み具合からやはり本物と思われる。
ただ、写真を見ても一目瞭然なように、ここに設置されている意味はなく、どこかから移設されたものと推測。
確かにこの路線、県道178号線はこの先6kmほどで未成区間となり、行き止まりになる。
しかし、そのことを示した標識とは到底思えないし、その辺から拾ってきたような鉄管に括り付けられているところや、括りつけられ方も不自然。
よって、いずこからか誰かが移設したものと思われる。
それにしても、いったい誰が、何のために、という疑問は残る。

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裏面を見ても、この標識は本物であると思う。
誰かがここに移設してくれたおかげで、今もこうして貴重な標識を見ることができるわけだが、近所の人々は不自然に思わないのだろうか。
とはいえ、標識なんて意外と目に入っていないもの。
好事家からしてみれば、貴重な標識も、見慣れた地元の人にしてみればただの「古い看板」。
ああ、そういえばなんか立ってるね、といった程度だろう。
禁止標識としての役目は果たさなくていいから、これからもここに立っていてほしい。

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094.案内標識【寺泊/弥彦山/弥彦】

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所在 新潟県長岡市
標識コード 103A〈方面・方向及び距離〉
撮影 令和2/2020年1月
位置 37.691995, 138.793094
備考

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貴重な新潟県内の白看。
この白看と対をなす、反対側の白看は14年ほど前に撮影済みだったのだが、当時この白看の存在には全く気付いていなかった。
それが白看採集帳様で紹介されているのを知り、撮影の機会を覗っていた。
自宅から車で40分ほどの場所なので、行こうと思えばいつでも行けるのだが、前回撮影した時には夏季で日差しが強く、雑木の樹勢も盛んであったため、撮れた写真も今一つ。
そこで今回、正月休みを使って再撮影してきたものだ。

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ご覧の通り、もうボロボロで案内標識の役目はとうに果たしていない。反対側もそうだったが、廃標識状態である。
しかし貴重な新潟県内の白看、しかも103Aであるので、現存するうちに撮影ができてよかった。
反対側同様、吊り下げ式ではなく自立式の103A。
きれいに対をなしている。
ただ、この標識を見るためには、行き止まりの西生寺側から走ってこなければならず、この路線の交通量は決して多くはないと思われる。
そのような路線に103Aとは、なんだか大げさでとても贅沢。

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反対の白看はもう既に撤去され久しいようであるが、この白看もあと数年内には朽ち果て、撤去されると思われる。
もしご興味のある方は、急がれたほうが良いようです。

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069.案内標識【笠島海岸】

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所在 新潟県柏崎市
標識コード 105〈著名地点〉
撮影 平成19/2007年11月
位置 37.333709, 138.465599
備考 現存せず

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すっかり更新の滞っていた白看ブリグ。
自分が撮りためた画像すら、あとどのくらい未掲載のものがあるのかも把握しないままにハードディスクのなかに埋もれている。
つらつらと見返していると、ああこれもまだあったかと。
もうそれほど未掲載の画像もないのだけれど、せっかく撮りためた白看画像、もったいないのでまた少しずつ掲載していこうと思う。
というわけで、再開第一号は、埋もれさせておくのがもったいない、貴重なわが新潟県の白看。

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もう4年も前になるけど、当時住んでいた上越市から新潟市へ向かう途中、たまたま国道8号線のトンネルの旧道に入ってみたらあった白看。
裏面はアルミ風でそれほど古そうなものでもないのだが、表面の亀裂は多くの白看に見られるような「モザイク状」より細かい「クロコダイル調」な感じ。
フォントを見れば、「海」の字の「母」の書き方などに趣がある。

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「海岸」とはいえ、この場所は海のすぐではなく、海と標識をワンカットに入れようとすると、けっこう辛いくらいの距離。
写真にある通り、海水浴場までは500m。
どうせなら、ここは103Cを使って、0.5kmも表示してほしかった。

新潟市に引っ越してきてからは、この辺りを通る機会も減ってしまったけれど、この場所は今も生活道として現役の旧道だし、標識の示す先ももちろん現役なので、今も残っているんじゃないかと思う。
新潟県の白看は、なんとかかんとか増やしてきたけど、そろそろ打ち止め、もうないかなあ。

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049.警戒標識【作業中 MEN WORKING】

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所在 新潟県上越市
標識コード 214〈作業中〉
撮影 平成19/2007年4月
位置 37.124065, 138.223066
備考 現存せず

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歯医者の予約時間までに間があり、行きたくないなー、おっかないなー、と思いながらクルマを走らせていると、ボロボロの標識を裏側から発見。
ひし形のやつだし、あれはどうせ〈学校あり〉とか、カーブを示すやつのちょっと古いやつだろうと思い、一度は通過。
しかし、通過してしまうと後々気になることはこれまでの経験から判っているので、帰り道に面倒だけど一応クルマを停めて確認。

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ぼろい。
えーと、これなんだっけ…?劣化で穴が開いており文字が読みにくい。
「作業…、MEN…??」
おっ、これってあの地味な〈作業中〉か?!
支柱は木製であり、かなり古そうではある。

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昭和38年に制定されたこの標識、当時はツルハシマークの〈工事中〉と、この〈作業中〉の二種あったのだが、昭和46年に両者は廃止・統合され、あの穴掘っているのか土盛っているのかよく判らない〈道路工事中〉の標識になった。
文字情報のみで、特に記号というかイラストを持たないこの標識は、大変地味である。
しかし「MEN WORKING」という、イマイチ必要なのか疑わしい長い横文字は、長方形時代の古い標識を髣髴とさせ、他の標識とは一線を画している。
まあ、そんなわけでこれの写真はネット上でも他に見たことないし、実はかなりレアな標識なのだろうが、正直白看が見つかった方が嬉しい。
などとなんだかんだ言って、結構いろいろ書いてしまう、そんな微妙な存在感の〈作業中〉でした。

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026.案内標識【潟町駅】

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所在 新潟県上越市
標識コード 105〈著名地点〉
撮影 平成19/2007年2月
位置 37.233181, 138.337247

備考 現存せず

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ウレシイ新潟県内の白看。
これも長岡市内024.【新潟/柏崎】103Bと同様比較的新しめ。
場所もR8のバイパスにあるし、取り付け方も最近の感じがする。
それでもローマ字併記の無い古そうな〈著名地点〉の旧看板が多く残る中、ちゃんと大文字ローマ字併記があり、「STN.」という特徴的な略しかたなども備えており、正真正銘の白看である。

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ところで、白看に目がいく人は内心「STN.」を「ストゥン」と読んでいるに違いなく、きっと僕だけではないはずだ(勝手に断定)。
新潟県内で僕が確認できた白看はこれで6本となった。わーい。
もっとあれ!

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024.案内標識【新潟/柏崎】

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所在 新潟県長岡市
標識コード 103B〈方面・方向及び距離〉
撮影 平成19/2007年2月
地図 37.445485, 138.843887

備考 現存せず

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西千手橋を撮りに行こうとR351を西へ走っていると、ちらっと古そうな橋が目に入ったので、西千手橋の撮影後、その橋を探そうと近くをよたよた走っていたら…。
ついに長岡市内にもご登場の正統派白看(実は019.【西生寺/弥彦山/弥彦】103Aの所在地も長岡市ではあるが、近年の市町村合併の結果であり、今でもそこが長岡市とは思えない)。
かつては新潟県内にも当然たくさんあったはずであろう白看も、現在はすっかり姿を消したと見え、県内を結構くまなく走ったつもりでも、これまでに殆ど見かけていない。
前に一度だけ、白看ないかなーと目をギラギラさせながら長岡市内を走ったことがあるが、その時は遭遇できず、今回は全くの偶然。無欲の勝利といったところか(←?)。
旧橋にしろ白看にしろ、見つけてやるぞ!と気合の入ったときには大抵見つからず、他の目的とか、ぼーっと走っているときに限って見つかる気がする。

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裏は「ロ型」ではなく、格子状なので比較的後期のもののようだが、表面の劣化具合はまさに白看のそれだ。
欲を言えば、裏が「□型」でかつ「新潟」の「潟」が旧字体、というか正しくはないけど略字としてお馴染みの「さんずい」に「写」の字だったら雰囲気最高なんだけど。
支柱には平成になってからの管理用のラベルも貼られ、一応現役であることを示している。しかし周囲からは浮いて見え、最近あちこちの白看がどんどん撤去されているらしいことを考えれば、この白看が見られるのもあと数年と言ったところか。
結局、最初に気になった橋とは取るに足らないものだったが、おかげで思いがけずいいモノを見ることができた。

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今のカメラは先代に比べズームが大分きくようになり(先代IXY200aは約70mm相当)、手ブレにさえ気をつければ高いところの白看も十分アップで撮ることができて嬉しい。
これまで満足のいく大きさで撮れなかった白看を全部撮りなおしたいくらいだ(笑)。
が…、もう鬼籍に入った白看も多いんだろうなあ…。

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021.案内標識【宮久/胎内スキー場】

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所在 新潟県胎内市
標識コード 103B〈方面・方向及び距離〉
撮影 平成18/2006年7月
位置 38.024998, 139.483842

備考 現存せず

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MINIをオーダーした帰り、去年の夏に撮ってあったこの「白看」を再度撮影するために寄り道した。
カッコ付きなのは、白看の特徴のひとつであるローマ字の標記が無いため。
わざわざまた行ったのは、前回は光の具合がよくなくて、きれいな写真を撮れなかったからである。
新潟県内にはもう白看はほとんど現存していないようなので、「白看」でも貴重だからきれいな写真で保存しておきたいと考えたのだ。
で、行ってみると…、

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無い!
キレイな写真を撮るどころか、「白看」自体がキレイに無くなっている!

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裏はちゃんと「□型」だったし、面構えもかなり趣があるものだっただけに、非常に残念である。
仕方がないので、無理やり補正したものをトップに掲げた。
ほんと、新潟にないんだよなー白看。

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019.案内標識【西生寺/弥彦山/弥彦】

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所在 新潟県長岡市
標識コード 103A〈方面・方向及び距離〉
撮影 平成17/2005年11月
位置 37.691281, 138.791917
備考 ほとんど判読不可で廃標識状態。現存せず。

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前にも書いたが、新潟県内には現存する白看が非常に少ないと見え、僕はこれまで001.【新潟/津川】104008.【水原/月岡】103Bとこの白看の3本しか確認できていない(白看に準じたものなら021.【宮久/胎内スキー場】がもう1本存在した)。
海岸部は冬の強風と潮風によって劣化が早いのだと思うけど、山間部にないのは何故だろう?
カクエイさんがらみで比較的新しい道路が多いのとも関係あるのかな?
なんにしろ白看が殆ど見られないというのは、これから新潟県に再度引越しする予定の身としては甚だつまらない。

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さてこの白看、御覧の通り殆ど読めないまでに廃れてしまっている。
それでも尚残っているというのは、この標識が判読できない状態になっているために、設置した行政側も自分達が設置した道路標識であるということに気付いていないからであると思われる(ホントか?)。
僕もはじめ通りかかったときは、白看にしては不自然な大きさとその錆び具合に、地域の看板か何かだろうと思って通り過ぎた。
しかしやはり気になるので、車を降りて確認した所、どうもAタイプの白看なんじゃないかと。
僕はこのときAタイプを実際に見るのは初めてだったし、Aタイプは吊り下げられているものと勝手に思っていたのではじめは違和感を覚えたのだった。

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写真を撮って、うちに帰ってPCでコントラスト上げてみたりあれこれ試すと、そこに書かれていただろう文字がうっすら出てきた。
それを元に推定したものが右の写真。これじゃあまるで古文書解読ではないか。
白看カラーである赤の矢印と紺の文字を入れると大分白看らしくなった。
肝心の白である部分は全くないのだが…。
というわけで、これも白看であると断定してもいいのかな?
これホントに白看だよね…?(←不安になってきた)

ところで弥彦の近くのこの場所が、今は長岡市であることにびっくり。

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